ピアノ設置で床補強
  

我が家ではピアノを習っている息子のために電子ピアノを置いています。ピアノを始めて5年が経過し、電子ピアノではなくアコースティックピアノが欲しいと言い出しました。今後も続けていくことを考えると電子ピアノでは満足できないという気持ちは分かるので購入をすることにしました。

そこで問題になるのが床の補強です。注文住宅で家を建てる場合は、ピアノを置く場所(あるいは置く可能性がある場所)の床を補強することが多くあるそうです。建売住宅である我が家ではそれはそもそも不可能です。家を購入した際、長男は0歳児だったので、注文住宅であってもピアノのことを考慮することはできなかったと思いますが・・・

自分で補強工事を実施できる為の条件は以下になります。

  1. 設置場所が一階である。

  2. 基礎がベタ基礎である。
    品確法のおかげで現在の建売住宅はベタ基礎が採用されているため、多くの場合、建売住宅でも実施できるでしょう。最近の注文住宅はもちろんベタ基礎が採用されています。

自分で補強するための方策は以下の通りです。

  1. 大引きを支える束(つか)を増設する。

  2. 根太を支える大引き(もどき)を増設する。

そもそも木造住宅の床はどのような構造になっているのでしょうか?詳しい図解はこちらをご覧ください。
大引きというのは床を支えるもっとも重要な構造物で通常、90mm角の木材が使用され、その端は基礎の上の土台に支えられ、中間部分は束というものに支えられています。束は通常、910mm間隔(半間間隔)で設置されていますが、ピアノのような重量物を設置する場所については間隔をつめて束を設置することが望ましいということになります。

事前に床下にもぐり、状況の確認をしました。中では写真をとりつつ、各種寸法の測定を行います。その後、外にでて簡単な図面を作成しました。

 

重要な測定ポイントは以下になります。

  1. 既存の束の設置間隔
    ピアノを置く場所に束を増設するので、既存の束の間隔が重要になります。
     

  2. 束の高さ
    束は高さごとに品番が異なるので、購入する束を特定するために重要になります。
     

  3. 根太の間隔
    今回の補強では大引き(もどき)を増設するので、それに必要となる角材の長さを特定するために必要になります。

購入する資材は以下になります。


  1. 大引きを支える部材になります。金属製のものと、樹脂製のものがあります。直射日光の当たらない床下での使用ですので、樹脂製のものが扱いやすくてよいと思います。使用する高さによって、品番が変わります。事前の調査で346mmでしたので、 「フクビ プラ束宝生 受座タイプ 430P 275〜430mm」を購入しました。
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  2. 束を固定するボンド
    束は大引きとネジもしくは釘で固定しますが、下部は専用のボンドで固定します。束職人というボンドがメジャーのようです。
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  3. 大引き(もどき)用の角材
    90mm各の角材になります。これは通販では購入しにくいので、近所のホームセンターで購入しました。ホームセンターで工具を借りて、700mmにカットしたものを二本用意しましした。

     

  4. 防腐、防蟻のための薬剤
    木材を床下に入れる前には防蟻処理が必要です。私はアサヒペンのものを利用しました。前日までに全面塗装を行い、乾かしておくのが良いでしょう。
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施工については、以下の手順で進めます。

束の位置を仮決めしたら、束職人(ボンド)を床につけて押し付けます。

その後。束の高さを調整し、大引きに力が加わるようにします。

壁から遠い部分については大引き(もどき)を増設しました。

一時間ほどで全ての作業を終えました。

今回の作業では資材代で約1万円がかかりました。業者にお願いした場合は5万から10万の間ぐらいでしょうか。
このような作業は引き受けてくれるところも少ないかもしれません。
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