吹き抜けの家は寒い?

公開日:2023年12月18日

吹き抜けの家は寒い?

建売住宅では珍しい吹き抜けですが、冬の間快適に過ごせるのか気になりますよね。

今回は吹き抜けの間取りについて見るべきポイント対策について解説します。

吹き抜けの家は、一般的に寒いとされています。その理由は以下の2つ

①温かい空気は上昇するため、1階部分が寒くなる

温かい空気は上昇し、冷たい空気は下がるという性質があります。

吹き抜けのある家の場合、温かい空気が吹き抜け部分に上がり、

1階部分の空気が冷えやすくなるため、寒く感じやすくなります。

 

②断熱性能が低いと、暖房効率が悪くなる

吹き抜けのある家は空間が広いため、断熱性が低いと壁や天井、窓から熱が逃げやすく暖房効率が悪くなります。

そのため、暖房をつけてもなかなか暖まらず、寒く感じやすくなります。

 

いくつかの条件を満たすか対策を講じることで吹き抜けの家でも快適に過ごすことができます。その条件と対策とは

①断熱性能の高いお家を選ぶ

壁の中に充填されている断熱材の厚さ、窓やサッシの断熱性能、家全体の気密性など、

断熱性能に影響する部分をしっかり確認しておくことが大切です。

分かりやすい基準としては、断熱等級やZEHといった基準があります。

 

②暖房器具を効率的に使う

吹き抜け部分に暖房器具を設置したり、シーリングファンを活用したり、

暖かい空気の流れを1階部分に送るように工夫することで1階部分の温度を上げる効果が期待できます。

 

③家具やインテリア、DIYで断熱性を高める

窓に断熱シートを張ることで外気からの冷気を遮断し、暖房効率を改善することができます。

また、設置しているカーテンやブラインドを占めることでも冷気を遮断することができます。

更に断熱性の良い家具を置くことで、家全体の断熱性能を高めることができます。

 

 

吹き抜けのある家を選ぶ際には、家の断熱性能と暖房器具の設置場所の確認、入居後の断熱計画を立てておくことで

明るく開放的で快適な吹抜けの住まいを選ぶことができます。