完成物件と未完成物件のどっちを買うべき?

公開日:2023年12月26日

完成物件or未完成物件

世の中にたくさん出回っている建売住宅ですが、

ネットで物件を検索していると、完成している建売住宅と建築中で未完成な建売住宅に出会うと思います。

 

どちらの物件で検討を進めるべきか迷うこともあるかと思いますが、

当然、どちらにもメリットとデメリットが存在しますので、

この両者の違いを解説していきます。

完成物件のメリットについて

メリットその①

実際に暮らすその家を直接見ることができる。

空間の広がりや導線の確認、家具配置、居心地の良さなど実際に体感したうえで購入可能で、

入居後に「本当はこんなはずじゃなかった」という後悔が少なくなります。

注文住宅にはない、建売住宅ならではのメリットと言えます。

 

メリットその②

物件金額が建築中に比べると安くなっていることがある。

建売住宅は完成後3カ月、半年、1年と販売しているとだんだんと販売価格が落ちていく傾向があります。

販売が長期化している要因は様々なので、もしかしたらあなたにピッタリな掘り出し物が眠っている可能性もあります。

 

メリットその③

たまに家具付きの物件が存在する。

賃貸アパートから新築の一戸建てへ引っ越すと今までの家具が合わなくて新調するケースも少なくありません。

しかし、家具付きで販売している建売住宅であれば、古い家具は処分して、新しいお家に合った家具を使ってすぐに新生活を始めることができます。

完成物件のデメリットについて

デメリットその①

不特定多数の人が見学のため出入りしている。

完成後の建売住宅は検討のため、多くのお客様が出入りしています。

そのため、注文住宅のように「自分たちしか触っていない」という特別感は得られません。

 

デメリットその②

基礎や壁の中、屋根裏など、お家の構造上大切な部分の施工状態が確認できない。

注文住宅であれば、工事をしているそのお家は自分のお家なので、ちょこちょこ様子を見ることもできると思います。

しかし、完成した建売住宅はお家の内部や建築中の状況を確認する方法がありません。

 

デメリットその③

条件の良い物件は取り合いになる。

建売住宅は完成直後にもっともお客様が見学に来られます。

そのため、検討中のライバルが急に増えて、取り合いになることも。

建売住宅は早いもの勝ちですので、注意しておきたいポイントです。

未完成物件のメリットについて

メリットその①

建築中の状態を確認したうえで、ご購入の判断ができる。

工事のタイミングにもよりますが、断熱材の施工状況や裏地の仕上げなどを見たうえで、

購入が可能です。品質を自分の目で確認できるので安心につながります。

 

メリットその②

同じ物件を検討している競争相手が少なくゆっくり検討できる。

建売住宅は完成時に一番お客様から注目されます。

完成前の特に世に出たばかりの物件であれば、注目度は低く比較的ゆっくりと検討できます。

※希少な立地や人気な立地の場合はこの限りではないのでご注意ください。

 

メリットその③

物件によっては建売住宅なのに好きな色やデザインを選ぶことができる。

建売住宅を建てている会社や工事のタイミングによっては外壁やクロス、ドアの色やデザインが無料で選べる場合があります。

「自分だけのマイホーム感」が建売住宅でも欲しいとお考えの方には嬉しいサービスです。

未完成物件のデメリットについて

デメリットその①

完成後の実物を見ることができない。

未完成でも同じ形、同じ色の建物を見ることは可能な場合がありますが、日当たりや通風、室内にいる時の周りの音、振動などは完成しないと分かりません。

その為、限られた情報で想像力を働かせて検討を進める必要があります。

 

デメリットその②

気に入った物件を契約してもすぐに住めない。

完成した建売住宅であれば、契約後1ヵ月~1ヵ月半で入居可能です。しかし未完成物件は完成を待つ必要があるため、お子様の小学校入学のタイミングや「この月までに住みたい」という希望がある場合に都合が合わない可能があります。

まれに天候によって工事が遅れることもあり、当初の予定より入居が遅れることもあります。

 

デメリットその③

期間限定のキャンペーンなど、サービスが適応されにくい。

建売住宅を建てているどんな会社でも、完成時にお客様が集まってくることを見越して未完成の時に価格を下げたり、特典を付けたりすることは稀です。

その為、仮に同じエリアで同じ広さの土地に同じ大きさで同じ会社の建物が2棟建っていたとしても完成した後の物件の方がお得な可能性があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回解説したデメリットはご家族の状況や価値観によっては気にならないこともあり、逆にメリットと感じる場合もあります。

自分たちがどちらの建売住宅を検討すべきか迷っているなら、建売住宅のプロに相談できる建売ナビからお気軽にお問い合わせを。専門スタッフが親身にご対応させていただきます。